FlatCAM 8.5 のインストール
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     プリント基板の作製。これまでは

     

    (1)iMac の Graffle でパターンを描く。

    (2)パターンを bmp ファイルとして保存。

    (3)Windows の Cutting で bmp を dxf に変換。

    (4)Windows の Cut2D で dxf をインポートして Gcode を作る。

    (5)作った Gcode を iMac の Candle で回路基板を切削。

     

     こんな感じで作業していました。Mac を使ったり Windows を使ったりで面倒でしたが、これで出来ていたので、仕方なく作業をしていた感じです。

     

    ● PCB 設計の CAD

     

     YouTube で CNC ルーターによるプリント基板の作製動画を見ていたら。PCB 設計用の CAD を使っている方がいます。私の様な面倒なことはせず、回路設計から配線図のレイアウトまで、簡単に作っている様でした。そんな訳で私も使ってみようかと。

     

    ● CAD は何が良いのか

     

     私は Mac 使いなので、できるなら Mac で使える CAD が有ればと探して見ました。見つかったのが。

     

    (1)EAGLE

    (2)KiCAD

    (3)EasyEDA

     

    の3つです(探せばまだまだありそうですが)。EAGLE は Gcode の出力をがあるので便利そうでしたがパーツのライブラリーを探すのが面倒。KiCAD は Mac 使いには馴染めないインターフェース。最後の EasyEDA はパーツのライブラリーがネットで検索でき、使い勝手が良さそうでした。

     

     で、 EasyEDA を使うことに。でも設計ファイルがクラウドに保存されるので心配。まあアマチュアが使うのですから大丈夫かな?。そうそう EasyEDA の出力はガーバーデータのみ。なのでガーバーデータを Gcode に変換する必要があります。

     

    ● FlatCAM

     

     EasyEDA の出力がガーバーデータなので、CNC ルーターで基板を削るには Gcode に変換する必要があります。Google 検索で最初にヒットしたのが FlatCAM だったので、単純(安易)に FlatCAM を使うことに。Mac で使えると言うのが一番ですね。

     

    ● FlatCAM のインストール

     

     Google 検索で見つかったのがFlatCAM 8.5をmacOS High Sierraにインストールするのページ。詳しく書かれています(感謝)。

     

    ● 最初のエラー

     

     上記サイトの説明にるようインストールし flatcam をダブルクリックして起動。すると ModuleNotFoundError: No module named 'PyQt4' のようなエラーが表示され起動できませんでした。

     

     そこで .bash_profile を作り、内容を以下の通りにしました。

     

    export PYTHONPATH=/usr/local/lib/python2.7/site-packages:$PYTHONPATH

     

     で flatcam を再度実行すると、今度は

     

    ImportError: This package should not be accessible on Python 3. Either you are trying to run from the python-future src folder or your installation of python-future is corrupted.

     

    で、python2 ではなく python3 が起動しているみたいです。そこで flatcam ファイルの先頭にある #!/usr/bin/env python3 を #!/usr/bin/env python2 に変更して見ました。この修正でも色々とエラーが出ます。

     

    ● 困った時の Google 検索

     

    この症状で Google 検索したら https://gist.github.com/natevw/3e6fc929aff358b38c0a と言うサイトが見つかりました。

     

    このサイトを参考に FlatCAMApp.py の修正や tclCommands/TclCommandListSys.py を修正し FlatCam 8.5 を起動することに成功しました。特に on 15 Aug 2018 のコメントは重要です。

     

    ● Gcode が出力されない問題解決

     

     flatcam の起動に成功し EasyEDA が出力したガーバーファイルを読み込めたのですが、問題発生。肝心の Gcode が出力できないのです。その時に出たエラーの一部が

     

    [DEBUG] 69 paths traced.

    [ERROR][Dummy-2] Abnormal termination of process!

    [ERROR][Dummy-2] <type 'exceptions.TypeError'>

    [ERROR][Dummy-2] initial_value must be unicode or None, not str

    [ERROR][Dummy-2] <traceback object at 0x1219a7128>

    [DEBUG][Dummy-2] FCVisibleProcessContainer.on_done()

     

    で、StringIO で unicode 絡みの問題が発生しているようです。これでまた Google 検索。で、ヒットしたのは先と同じ https://gist.github.com/natevw/3e6fc929aff358b38c0a でした。私は flatcam が起動したので on 15 Aug 2018 のコメント以降は読んでいなかったんです。次の on 29 Aug 2018 を読むと generate gcode の件。まさに StringIO の事が書かれていました。

     

     結局、FlatCAMObj.py と camlib.py の StringIO(self.gcode) を StringIO(unicode(self.gcode, "utf-8")) に修正したら Gcode が出力できる様になりました。

     

    ● 結果

     

     flatcam の起動に成功し EasyEDA が出力したガーバーファイルを Gcode に変換する事ができました。

     

    FlatCAM でガーバーデータを読み込んで表示

     

    ガーバーデータを Gcode に変換し、

    レーザー彫刻機でダンボールを刻印

     

     上記写真はレーザー彫刻機でダンボールを刻印したものです。実際に切削せず、ダンボールにレーザー刻印すると確認が便利。 レーザー用の Gcode は Cut Z: をゼロに、また Travel Z: もゼロに設定すると得られます。Candle を使うならレーザーモードの $32=1 の設定も忘れずに。

     

     CNCルーターのレーザーモジュールをモーターに交換すると回路基板の切削ができます。

     

    ● 今後の夢

     

     当面の目標は EasyEDA で回路を設計し切削回路基板を作る事。これまではプリント基板の銅箔を保護する目的で、錫メッキした基板を切削していました。次は錫メッキの代わりにソルダーレジストを使いたいと思っています。

     

     生基板に直接配線パターンを削り、それにソルダーレジストを塗る方式です。ハンダ箇所のレジストをレーザーで焼き飛ばしハンダ箇所を露出。レーザーでメタルマスクを作りソルダーペーストを塗りハンダメッキ。

     

     ん〜夢は広がりますな〜 いつできることやら。

     

    以上

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