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PLA フィラメントの保管
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     今の季節、梅雨で湿気が高く3Dプリンターの調子がいまいち。造形印刷中にフィラメントが詰まったり、折れたりで難儀しています。一番の違いは、フィラメントをロードするときノズルから綺麗に出ず、フィラメントの表面に白い打つブツブツが見られる事でしょうか。

     

     この白いブツブツはフィラメントに含まれた水分がエクストルーダーの加熱時に気泡になっているのだと思います。調べて見たら PLA の含水量は 0.5% との事。結構水を吸収するんですね、驚きです。気泡が原因で詰まるのかは判りませんが、新品箱出しのフィラメントでは詰まることはないので、気泡が原因の可能性は大だと思います。

     

     そんな訳で、フィラメントの梅雨対策をしなくちゃと、PLA をドライボックス入れ乾燥させる事にしました。乾燥剤ですが、選択肢としてシリカゲル、生石灰、過激に濃硫酸があります。濃硫酸はこぼすと大変なので、選択肢はシリカゲルか生石灰になります。

     

     シリカゲルはオーブンで焼けば再生できます。でも安くてもキロあたり千円で高めなのが難点。生石灰はキロあたり200円と安価ですが再生は無理。水分を吸って消石灰になれば庭に使える利点があります。

     

     で、結局のところ安さにひかれ、生石灰を選択してしまいました(ついでにカメラやレンズを保管するドライボックスも一緒に購入)。

     

     

     1枚目の写真は、専用のドライボックス(結構きっちり密閉できる箱)に PLA フィラメントと生石灰を入れ、2日目の様子になります。生石灰は強力な乾燥剤なので入れて2日目には(湿度計の計測値が正しければ)湿度15%にまで下がっています。残念ながら2日でPLAの内部まで乾燥しているかどうかは判りません。

     

     

     2枚目の写真は衣類の収納ボックスをドライボックスとして使っている様子です。収納ボックス密閉度はあまり良くありませんが PLA と生石灰を入れて2日目に湿度は27%まで下がってくれました。こっちの方は秋月電子から購入した温湿度計を入れて計測しています(現時点で売り切れのようです)。ドライボックスの密閉度が悪いのか、入れたPLAの量が多いのか、はたまた湿度計の誤差なのか、判りませんが専用のドライボックスより湿度は高めなようです。

     

     ドライボックスに入れて保存した PLA フィラメント、使って見ましたが、造形物の表面が綺麗になったような気がします。以前は、ヘッドが移動する場所でボールペンのインクダマのようなものが残る感じでしたが、乾燥した PLA ではダマが少なくなったように感じます。目に見えて改善された訳じゃないので何とも言えませんが、少なくても悪さはしていないようです。

     

     それにしても、生石灰は吸湿性が抜群ですね。

     

    以上

     

    P.S.

     乾燥剤として高吸水性ポリマーを試して見たのですが、乾燥能力は低くドライボックス内の湿度は1日で 87%→57%の変化しかありません。皿に置いたポリマーの感触はサラサラからボソボソに変化しているので、少しは湿気を吸っているようです。高吸水性ポリマーはカメラやレンズの保管には良いのかもしれませんね。

     

    P.S.  [2018/07/06 19:34:35] 追加

     小さい方のドライボックス内の湿度が15%と低すぎるので秋月電子から購入した温湿度計を入れて見ました。計測値は13%と近い値です。2つの異なる湿度計でほぼ同じ値になると言う事は、信用しても良いのでは!

    | 3Dプリンタ関連 | 10:56 | comments(0) | - |
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